ニョーボコドモがそれぞれ出かけた連休3日目、アサイチで観てきた。
特に昔から信者というわけではないけど、最近興味が出てきた。
iPhoneが出始めた頃からかな。
Facebookにも書いたけど、Appleがモノを作る会社ではないことがよくわかる映画だった。製品を作るのではなく、ユーザーに喜びを提供するために手段として、電子機器を作っているだけってことかと。
でも、ボード上のコンデンサは平行にハンダづけしろ、ってあたりはクールだった。きっとソースコードも美しくないとレビュー通らなかったりするんだろうなぁ。
ただ、映画はコンピュータに詳しくない人にもわかりやすくするために技術的要素はほとんど表現されてなかったのが、予測はしてたけど、ちょっと物足りなかった。
しかし、IBMはあんなに連呼されるのに、ゼロックスが一度も出て来なかったなあ。彼を賛美するためには邪魔なエピソードだったんだろう。
ジョブズに関する映画は実はちょっと前にもうひとつあったけど、それはジョブズ単体の映画ではなく、ジョブズとゲイツの話。
比べて観るとおもしろい。
今日観た映画では、元インテルの出資者のマイクはコルベットスティングレイに乗って登場するが、上記のDVDではW123のメルセデスで登場する。
後者はウォズがThingに乗ってたりして、どっちかってーと後者の方がクルマ的にはおもしろい。
もうひとつ、やなことがってジョブズがぶっ飛ばすのは今日の映画では928。
DVDでゲイツがぶっとばすのは911。同じポルシェだけどビミョウに違う。
で、ジョブズがすすきの野原の中でぶったおれるシーンは両方で使われていたりして、今日の映画はこのDVDをかなり意識しているようにもかんじられた。
事実はひとつにちがいないが、表現や演出にいろいろな方法がある。
ゲイツがGUIをパクったとき、ジョブズは映画では電話で、DVDでは呼び出してクレームする。もの凄くののしる。
でも、MacintoshのGUIのベースはXeroxのPaloAlt研究所で作られた。
それをジョブズはパクったが、そのあたりのことは今日の映画には出てこない。
いや、ジョブズがGUIをパクったかどうかで、彼の功績はひとつも失われることがないのは間違いない。すばらしい功績を残した人だ。
そして、ゲイツがWindowsでパクったのは、ジョブズがパクったものをもっかいパクっただけだ。前述のDVDの1シーンがこれw
誰かが何かをパクったなんて、この業界では当たり前だし。釣りのゲームとかカードゲームとか、ほぼ全部多かれ少なかれパクってるわけで。
たくさん売ったやつの勝ちだ。
パクったといっても、ジョブズはちゃんと彼なりにアレンジしてる。
みなとみらいの富士ゼロックスのビルの1階には「Alto」が展示されてる。
ジョブズが見てパクったといわれているやつだ。
だけど、こいつは3ボタンマウス。ジョブズは最初から1ボタンだ。
映画はろくでなしが自分の想いで人を動かす話だったが、人は同じ想いで動き続けられない、それは自分の想いも変わっているからだろう。
シゴトをする上で「ずっと仲良く」なんて不可能なんだと思ったよ。
IT全般・情シス・モバイル端末・ラーメン・ランニング・旧いクルマ・ネコ自慢などをつぶやくフツーの爺さんです。主食は焼き鳥、餃子は飲み物。インターネット老人会。クルマ無し生活3年目。Threadsで日々のつぶやきは書いてますので、興味のある方は@ryoshrをフォローしてください。blogの記事に対するコメントは、即時反映されませんので、ご注意ください。人力モデレートです。
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