(IT) 中国通販にご注意(返金はされた)

AliExpressという通販サイトがあって。個人的にはTEMUよりは信頼できると思ってた。日本語でいえば「アリババ特急通販」だな。
ちょっと前にネタTシャツを買った時はまったく問題なく到着したので、騙されるとは思ってなかったよ。
正確に言うと騙されそうになったけど、クレームして返金してもらった、という話。

2月のある日、友人がミニPCの半額キャンペーンを教えてくれた。

CPUがRyzen7、メモリ32GB、SSD512GB、Windows11ライセンス付きで2万円、だとぅ?ちょうど自分用のPCがWndows11非対応の旧さだったし、妻のPCもだいぶ旧くて、こっちもWindows11非対応だったので、即日家庭内稟議の末、2台購入の許可を得た。2月24日だった。
注文後にサイトで確認すると順調に出荷準備がされているかのようだった笑


3月上旬の到着予定日になってもステイタスは出荷準備中のまま変化なし。おいおい、中国から送って来るなら出荷したり空飛ぶか海渡って通関して、みたいな処理があるんだから、「出荷準備中」のままってどういうことよ。というわけで、Aliexpressのサイトのチャットで問い合わせをしてみる。
翻訳ソフトごしのチャットなので、日本語がたどたどしいのと、定型の文書を組み合わせて送ってくるだけなんで、要領を得ないやりとりもあったが返答の内容としてはこんな感じ。
「注文ありがとう。私達のツールからみると商品は順調に出荷準備中のようね(それ、こっちも見てますけどー)。ほら、あなた、ここは中国よ。大陸なの。いろんなことがあるわ。出荷が遅れたりもするわよ。もう、カリカリしないで。2週間くらい様子を見るのが大人ってものじゃない?」みたいな内容(もうちょっと言葉遣いは丁寧だし単語のチョイスもちゃんとしてたけど、まあ、先方のオペレーターが現地で打ってるのはこんな文書と予測笑)
DHLのトラッキング番号もあったので、DHLのサイトでも確認したら、なるほど、番号だけ取って出荷してない。悪質だ。

とはいえ、オレは「日本人の紳士的ないいお客さん」なので、実際はだいぶカリカリしたものの、一応2週間は黙って待った。しかし、やっぱし出荷準備中のまま。こらっ。
Aliexpressのチャットで再度クレームをして「紛争」というステイタスへの変更を依頼した。一定期間経っても変化がなければ返金されるための第一段階をスタートしたということらしい。4月1日になっても商品が届かなければ返金される、と言っていた。あんまし信用してないけど笑
こっちは3月上旬にはPCが来るつもり満々だったのに、面倒くさいことになってPCが到着しないので、我慢しきれずにAmazonで同じものをひとつ注文した。これは翌日到着したよ。ニッポンありがとう。(妻のPCは使えなくなるまで使うことにしたので今回購入は見送り、ということになった)
万が一中国から発送されて到着しても、その分は転売すればいいかと思ってた。


値段は定価だから4万円弱くらい。それにしても安い。Officeは自分でなんとかしないといけないけど、余計なアプリが入ってないのがいいね。キーボードもマウスもついてないけど、そんなもんいくらでもあるし、どうせSynergyでつないじゃうから設定終わったらキーボードもマウスもつけないしな。

旧PCとのサイズ差がすごい笑
2007年製のHPのハーフタワーにメモリ増設したり、SSDに換装したりして使ってたんだが、この体積差で性能はほとんでお同じなんだもんなーすごいなー(棒)
こっちのセットアップはサクサクと終わってでっかいHPのマシンは退役してもらった。万が一の時に使うようにして、火を落としてコールドスタンバイとした。ファンの音が消えて静かになったのと、部屋が寒くなった気がするが、これから暑くなるシーズンなのでそこは前向きに捉えよう。
並行してクレジットカード会社にも「調査」を依頼して、キャンセル処理を進めてはいた。
4月1日になってやっぱり「出荷準備中」なので、またチャットで連絡して「返金」ステイタスに進めた。これ、連絡しないと「紛争」のままで、揉めてはいるけど出荷もされなきゃ返金もされない、ってことみたいね。とにかくチャットで連絡してログを残しておくことが大事みたい。
というわけで、4月3日に返金される、という通知を受けるところまでは到達した。


カード会社のサイトでも返金が確認できた。
カード会社のコンタクトセンターと連絡を取って、カード会社側での調査依頼は取り下げることとした。

やはり、明らかに安すぎておかしいものには手を出さないということ、手を出してしまった場合は注意深く観察をすることが肝要という当たり前の教訓を再度得たということかな。
さて、次は何を買おうかな(それがいかん

(IT) facebook広告から海外通販したら騙された話

いやあ、元々、海外通販の勝率は高くない自覚はあるよ。
3年前にも忘れものが見つかる魔法のデバイスTrackRが届かないとボヤいてた
そんなこともあったのに、facebook観ててグっとくる広告に騙される。

「え、4Kのサブモニターが5000円?」とか「あ、このクルマの隙間の小物入れいいかも」みたいな動画広告出るよね。
当然、自分のfacebookの投稿とか、押してるいいねとかが分析されてて、ぐっと来そうなやつをチョイスして表示してるから、全然興味のないものが表示されることは少ないわけで。
そんな中、特にグっと来たコレ「Smarthalo」、ちょっと酔ってたこともあって、ポチっとしちまった。

ちなみに広告のリンク先はコチラ

https://iridesce.shop/products/iridesce-make-your-bike-smarter/

あとで仲間から聞いたら、これは詐欺サイトで、本家はこっちとのこと。

https://www.smarthalo.bike/

$79.90が$34.90と半額以下(ちなみに本家では$129)、しかも海外発送無料かよー。これは買っとこーってなるよね。
で、ポチッとしてPayPalで決済したのが10月5日の深夜。
2週間経っても届かないので、「どうなってんだー」とメールしたから、その時だけ返信があって、
「順番に送るわー、中国から送るからもうちょい待って」という内容だった。
3週間経っても届かないので、「送る気ないならキャンセルするから返事しろよ」とメールしたけど、それには返信なし。
どーすっかなーこれ、と思ってたら、11月6日にこんなパッケージが到着。

おー、来たじゃーん、やればできるじゃーん、さて開けるよー

はぁっ?!

送られて来たものは、ウキウキでポチった時の動画のものとは似ても似つかない。
検索したら$3で売ってるやーん。

https://www.aliexpress.com/item/32923956123.html
Youtubeには2015年に日本で買ってる人の紹介動画とかがあるけど、もう全然旧くて陳腐化した商品であることは間違いなさそうだ。

さっそくPayPalへクレームの連絡。まずは「問い合わせ」のフェーズから。

いったん販売元からの反応を待つ一週間を経過したら、PayPalが「どうする?問い合わせからクレームに切り替える?」と聞いてきたので、当然クレームに切り替え。

フォームから送ったら確認のメールも到着。

そして12月3日に結果のメールが到着。

PayPalの明細でも返金を確認。

あとはカードへの返金が確認できれば、ミッションコンプリート。
この件で学習したんだが、この手の海外通販の動画を観て、脊髄反射でポチっとするのは止めようと。
実は、日本の通販で似たようなもので、安いものはたくさん見つかることもわかった。
逆に日本で同じようなものが同じような値段で見つからないものは、今回のような詐欺サイトかもしれない。
上で引用したTrackRのページは届かない人の駆け込み寺になってたけど、今回もそうなるのか?(笑)

<後日追記>
2020年1月分で返金されていることを確認。これにて一件落着。