(IT) 手のひらネットワーク機器

普段ガチャポンなんてまったくやらないけど、気になるおもちゃのリリースをキャッチ。

これは欲しい。生まれて初めてガチャポンで欲しいと思ったアイテムだった。とはいえ、生まれて初めてなので、どこで買うのか、どうやって買うのか全くわからない。公衆電話を使ったことがない若者の気持ちがちょっとわかったよ。ヲタクを自称する友人に相談したら「ggrks!」とお約束の一次回答を頂戴したあと、コンプリートセットを送ってくれる通販サイトを教えてくれたので、まずは注文。4個セットで1900円、送料650円だった。
発売日になって商品が到着。初めてカプセルトイの開封の儀を執り行った。


それぞれのカプセルの中にはメインの機器が一つ、ケーブル数本、脚3本、板1枚が入っている。板は2枚接続して天板・底板共通のパーツとなり、脚も12個そろって最小のラックが完成するので、最低4個は買わないとラックが構成できないようになっている。接着剤もいらないし、直感的に組み立てられるので、ひょいひょいと組んでここまではできた。

その後時間がある時にちょっと組み替えて整理したのがこれ。

シンプルなおもちゃなのに、こだわりがちょいちょいあって、ITオヤジもなかなか楽しめた。
<ケーブルに種類がある>
主に前面側で使うLANケーブルと、背面側で使う電源ケーブルではプラグの形状が微妙に違うので、区別して使わなければならない。説明書にわざわざ別に書かれているのがヒントか笑。電源ケーブルは青ではなくて黒にして欲しかったがそこまではできなかったか。
<機器の奥行きが違う>
実存する機器がモデルなので、機器によってちゃんと奥行きが違う。実際のラックでも奥行きの違う機器があるので、短い機器の裏側には別の機器を配置したりすることもある。
<フロントローディング>
左右の真ん中にある脚にレールがあって、機器はラックのフロント側から水平に差し込んで組み立てる。これは実際の機器でも同じ。当然実際の機器は複雑なレールがあったりするが、シンプルな形でそれを再現している。スバラシイ。
<棚板つき>
小さな通信機器(ONUや小型のルーターなど)を置くための棚板が付属していた。実際のサーバーセンターでは1枚月額いくらでレンタルしないといけないところもあるのだが、このセットには1枚が付属している。何か小物を置きたくなってしまうではないか。

というわけで、アラカンの爺さんがカプセルトイでこんなにも遊ばせてもらえるほどデキのいいおもちゃであった。たくさん買っていろいろし始めると沼にハマりそうだったので、最小セットをデスクのPCの前に飾ってニンマリするところで止めておくとするか。ただし、続編が出たら、多分、買っちゃうんだろうなあ笑

(IT) 「ウチのネットワーク遅すぎ?!」と思ったら

性能の向上に貢献しない見た目のことばっかり書いてるblogと思われるのもアレなんで、たまには性能向上に関するネタを。とは言え、「結論は最初に、説明はあとで」の原則にのっとり、先に結論を書いておくと、
自宅(自オフィス)のLAN内に遅いHUBが挟まってて速度劣化させてたりしてるケース結構ありますよ
って話。
知人のオフィス件住居のネットワークが遅いからちょっと見にきてよ、という依頼があったので、見に行ってきた。オフィスの方は打ち合わせで行った時にLANの配線があまりにもごちゃごちゃしてたので、志願して数年前にLANケーブルの整理をさせてもらった場所。HUBはデスクの上になくてもいいので、机の裏側に取り付けて、配線も裏側を這わせてデスクの上をスッキリさせたのだった。

で、今回。行ってみてさっそくオフィスのPCをfast.comで計測してみたら、50Mbps出ないくらいでうろうろ。「うーん、光回線で来ててこの計測結果だと、どっかおかしいですねえ」という話になってトラブルシュート開始。一番外側のルーターがある機械スペースにノートPCを持っていって、フレッツのルーターのLANの口と有線で接続して計測したら300Mbps以上出てるので、どこかでロスしていることは確実。しかし、内部で大量のトラフィックが発生しているわけではないので、LAN内に4台あるというWifiのアクセスポイントがルーティングしててその設定がおかしくて輻輳しているとかなのかなあ、というレベルで、これといった原因はその場では思いつかなかった。


(ちなみに、重ねてある下の方はコールドスタンバイの予備機。)

メインのHUBで一本づつケーブルを抜いてスピードの差を確認してみたが、自宅フロアのWifiアクセスポイントに繋がる線を抜いたところで、計測に使っていたPCとインターネットへの接続が切れるという怪現象が発生。このアクセスポイントの管理画面にログインしてみたら、アクセスポイント自身のIPアドレスは固定で設定してあったが、デフォルトゲートウェイとDNSの設定が空っぽだった。自身のIPをDHCPで取得しているなら空欄でもいい場所だが、ちょっと気になったので、フレッツルーターのIPアドレスを設定しておいてアクセスポイントを再起動。それによって有線接続しているノートPCがインターネットに出られなくなる怪現象は解消した。そもそも通信を経由させていないアクセスポイントの設定が他のPCの通信に影響あるのがおかしいのだが、起動時のネットワーウ経路をキャシュしてたりするのかな?くらいしか想像できないし、解決したので深追いはやめた(いい加減w)。速度も80Mbps〜90Mbpsまで出て安定したが、そこで頭打ちに。うーん、もうちょっと出るはずだよなあ、と思って機械室に戻ってHUBを眺めるというか睨んでいて気がついた。

この16ポートのHUB、100Mじゃん!

そらー100Mbps弱で頭打ちになるわー。
というわけで近所のヨドバシへ行ってHUBを購入。ヨドバシの店頭在庫はふつーのご家庭向けなので、16ポートは並んでなくて8ポートしかなかったので8ポートのギガビットHUBを2つ購入。上流のルーターのLANの口にまだ余裕があったので無問題。

周囲の配線も可能な範囲でキレイにして付け替えたところで計測したら200Mbpsにまで改善。その後の話では450Mbpsくらいまで出たらしい。

そう言えば1年ちょっと前にオフィス移転を手伝った某社のデスク周りからも100MbpsのHUBがいくつか発掘されたのを思い出した。

また、別の会社で半年ちょっと前にも移転を手伝ってて、その時はラックの移設をほぼ一人でやったけど、その時はさすがに100Mbpsの機器は発掘されず。

とはいえ、ご自宅のテレビの下とかルーターの横にある5ポートHUBが100M/10Mのまま、ひっそり10年使ってます、みたいなケースあると思うなー。せっかく速い回線に切り替えても、ちゃんとLAN内を見直さないと恩恵を受けてない可能性ありますよー、というお話。一度チェックしてみては。