「最後にひとつ、質問いいですか?」
「どうぞ」
「来年の1月に出産に立ち会ったりするので、数日おやすみを頂きたいのですが。」
「・・・」
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今朝、このブログ(女子中学生と父のガチンコトーク 「お父さん、アタシ告白されたんだ」)を
読んでしまい、やはり書いておくべきかと思い、封印しようしてた数日前の面談の
ことを書いておく。
この直後、ショックのあまり普段平日は封印しているラーメンを食べて平静を取り戻した。
心配のメッセージもいくつか頂いてしまった。
未経験でもやる気のあるエンジニアは採用しよう、という面接だった。
相手は地方の4年制大学を卒業して3年という若者。
新卒で入った会社は1年半で辞めていて、その後1年以上は
派遣で軽作業をしているらしい。
そんな彼の履歴書の右中断の「配偶者」の欄の「有」にマルが。
オレ:「ケッコンしてるんだ?」
若者:「はい、今年の8月に」
オ:「奥さんは職場結婚とか?」
若:「いえ、(某SNS)のカラオケコミュニティで知り合って」
オ:「へー、いつ知り合ったの?」
若:「今年の春に」
オ:「あ、そうなんだ、早く决めたんだね。も、もしかして・・・」
若:「はい、そうです」テヘッ
気を取り直して、前職の退職理由を聞いてみた。
若:「(某プログラム言語)が理解できなくて」
オ:「ああ、そうなんだ、難しいからねー。でも、なんで今回応募したの?」
若:「インフラなら簡単かな、って思って」
オ:「そっかー」
と答えたところで冷静さを失いそうになった。
それは面接官としてのオレではなく、娘を持つ父親として、この若者の奥さんの
お父さんに激しく感情移入してしまい泣きそうになったからだ。
学校を卒業してシゴトを始めて数年の娘と一緒に同い年の若者が来て、
既成事実をつきつけ、娘を奪い去っていく日が来るかもしれないことを
想像していまい、言葉を失い、泣きそうになった。
再度気をとりなおしたが、既に面接官としての質問はできなかった。
オ:「お義父さんはその時、なんて言ったの?」
もう、全然、機微な個人情報に立ち居入り、パワハラでもあり。圧迫面接だ。
ごめんなさい、冷静ではなかったので。
若:「『まぁ、がんばれ』って」
誰もいなかったら、号泣してましたよ、面接官。
お義父さん、すごい。フトコロ深すぎ。オレには無理。
その後、深呼吸をして、娘を持つ父としての感情も言いたいことも全て飲み込んで、
面接官の顔に戻ってこういうのがやっとだった。
オ:「そうですか。では、何か質問はありますか?」
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IT全般・情シス・モバイル端末・ラーメン・ランニング・旧いクルマ・ネコ自慢などをつぶやくフツーの爺さんです。主食は焼き鳥、餃子は飲み物。インターネット老人会。クルマ無し生活3年目。Threadsで日々のつぶやきは書いてますので、興味のある方は@ryoshrをフォローしてください。blogの記事に対するコメントは、即時反映されませんので、ご注意ください。人力モデレートです。
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